2012年3月、大学院の修士課程を卒業して、いよいよ社会に飛び立つという直前の最後の春休み、「最後のモラトリアムを満喫しよう」ということで選んだのが南米への旅でした。
私の人生でもっとも楽しかった旅の記録を、当時の興奮・感動がそのまま焼きついた、旅行中に執筆した文章をそのままに公開いたします。
楽しいことはもちろん、今となっては笑い話ともいえる失敗談まで包み隠さず書いています。
なお、当時の文章をそのまま公開する都合上、時制は2012年3月当時であり、かつ私も24歳と若かったため、若さが垣間見える場面は少なからずあろうかと思いますがご了承ください。
17日目。ナスカの地上絵を諦め、新月のウユニ塩湖を拝むべく、ラパスへバスで戻る1日です。
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2012年3月19日
「ラパスへ帰還」
今日はクスコからラパスに移動する日。
昨夜22時半頃バスに乗り込み、いざラパスへ。
例によって、コパカバーナにて入国&出国審査。
今回は前回の逆で、ペルーを出国、ボリビアに入国。
ペルー出国はあっさりOK。
以前の入国時の半券を見せつつパスポートを提示し余裕でした。
ボリビア入国は、出国審査と同様の場所で行われた。
入国に際し必要となるイミグレーションカードをOffice1で受け取り、Office2の列に並びながら記入し提出、国境通過。
国境を通過したらすぐにバスが来ていると思いきや、何故かバスがペルー国境前で足止めされており、一向に来る気配がない。
そこで、やることを探すわけだけれども、無いwww
まぁ、腹が減っているからその辺で朝食を食べても良いのだが、時間がそれをするに十分な程あるかどうかは果てしなく怪しい。
とはいえ、まぁ確かに腹は減っている。
オリャンタイタンボ到着時にトゥルチャのフライを再び食べたい(行きの時に屋台で食ったやつ)と思った程で、それから飯を食っていないのだから当然である。
よって、国境を越えてすぐのところにある屋台チックなところで飯を食うことにした。
スープやカレーライス(みたいなやつ)があり、スープを指差し「クアントクエスタ(How much?)」と聞くと、5ボリという。
60円wwwやっすwwwww(この旅行中「やっすwwwww」が多いな)
まぁ一向にバスが来る気配は無いし、何よりバスが来たとしても速攻で食べきれる程の食欲があると判断、食べることにした。
クリームスープ風の白濁したスープに、たっぷりの具材(じゃがいも、肉など)が入っている。
実に美味い。衛生面は別として。
人が使った食器を適当に桶に漬けているのみであり、こんな洗浄法で洗われた食器に、今まさに食しているスープが入っているなどとは考えたくないのだが、そんなことを気にしていたらこの国では生きていけないのであるwww
ともあれ、無事間食し、さらにしばらく待ってバスが到着。
乗り込み、再び爆睡してラパスに到着。
ラパスに到着したのは12時前と、当初の予定より1時間以上遅れているが、まぁ南米クオリティだし、ぺルーとボリビアの時差が1時間あり、ボリビアの方が早いことを考えると、まぁ仕方ないといえるだろう。
ラパスに到着後は、まずトイレに行きたいけれども、ラパスバスターミナルのPanasurで今夜のウユニ行のバスを確保する。
と同時に、クソ重いバックパックはPanasurのオフィスに預けさせてもらい、一先ずクソ重い荷物から解放される。
荷物を預けたらラパスバスターミナルのトイレを0.50ボリ支払って使用し、それからサンフランシスコ教会まで歩いて移動、中を見学。
教会&博物館の入場料は20ボリとやや高価だったが、まぁそれに見合う価値はあったと思う。
昨日まで同行していたお姉さん方が言っていた「2Fにあるスパニッシュガーデン(スパニッシュガーデンはかりんが命名w)」を観たり、撮影禁止の小部屋に並んだ数々の絵画や壺などを観たり。
そして最後に、教会の地下にある小部屋にも案内してもらい、やたらエロティックなお姉さんから説明を受けた。
サガルナガ通りの名の由来になったサガルナガ氏の何か(遺骨?詳しくはわらかんwww)が入った箱やら、その他ラパスのストリート名になっている人々の箱がたくさんあって、説明を受けた。ありがとうございました。
そして、ボリビアーノが不足していたので100ドル分両替して694ボリゲットし、腹が減っていたので、今回の旅行2回目となる「けんちゃん」へ移動し、今度はロースカツ定食を食べることに。
と同時に電源を貸してもらい、パソコンを悠々と使うとともいに、2日分溜めていた分の日記を執筆。
日記執筆には激しく時間がかかり(旅行に来るとマジで時間がかかる。今もウユニのピザ食うパブでこの日記を書いているが、激しく時間がかかっている。)、2時間以上滞在したと思う。
頼んだ料理を待つ時間では到底時間が足りず、完食後も長々と日記を書いていた。
それに見かねた(?)スタッフが、私にかぼちゃプリンだか何だかを持ってきてくれる程。
いやー美味しかったです。ありがとう。気持ちはチップに込めました。
57ボリ分食べて60ボリ支払い、お釣りをチップにしたけれどもちょっと少なかったかなw
まぁそれはともかく、食後はゆっくりまったりラパス市内を散策。
いやー、やっぱりラパスはいいなあ。大好きだここは。
今日は何故か、ラパスの大動脈ともいえるサンフランシスコ通りが何故か一部封鎖されており、歩行者天国になっていたw
3車線もあるクソ広い道路を我が物顔で歩く人々。
そしてその脇には大量の露店。
私はここで、USBの巻き取り方式ミニマウスを購入。
他の店で黒色のそれが70ボリで、私が見た店は白色が75ボリ。
白が良かったのだが、この差は何事ぞ。
「マスバラート・ポルファボール」(もっと安くして!)というと、70ボリになった、まぁ購入w
それからは、ラパス市内を学生広場を超えて、町並みが一気に近代的になるところあたりまで歩き、歩きながらバスターミナルへ戻っていった。
ラパス市内のスーパーマーケットを探していたのだが見つからず。人に聞けばよかったか。
それから、行き、帰りともに、サンフランシスコ通りにはる流行りのアイスクリーム屋から、試食を貰えて嬉しかった。
買おうと思ったけれども試食のやつで十分だったので、それでよし、とwww(ぉぃ
そして午後18:30。
ウユニ行Panasurバスの集合時刻になったので、いよいよバスへ乗り込み、ウユニリベンジへと向かう。
出でよ、最高の星空(の湖面反射!)。
バスに乗り込む前に、何人か日本人がいて挨拶。
やっぱり日本人には人気の場所のようだ。ウユニ塩湖は。
私の横には外人の女性が来た。
くそ、2席分使って悠々横になって睡眠することが出来ない上、荷物には注意を払わねばならない。
まあ仕方ないだろう。そうこうしている間に、疲れのため寝てしまった。
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