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UNIFLAME(ユニフレーム)の焚き火テーブルを改造して光らせてみた

巷ではキャンパーの必須アイテムとまで言われるほど大人気の商品、「UNIFLAME(ユニフレーム)の焚き火テーブル」

 

基本スペックは

サイズ
使用時:約55×35×(高さ)37cm
収納時:約55×35×(厚さ)2.5cm
材質
天板:ステンレス鋼(特殊エンボス加工)
サイド:天然木
スタンド:ステンレスパイプφ19mm
重量
約2.3kg
分散耐荷重
約50kg

となります。

 

シーズンの初めには品切れを続出ともいわれるその人気の秘密は何かというと、

  • ステンレス製の天板だから熱に強い!
    出典:ユニフレーム
    ▲木のテーブルなんかだと、アツアツの鍋を置こうものなら焦げる心配がありますが、ステンレスではそんな心配は一切ご無用です!
  • エンボス加工で傷がつきにくい&目立ちにくい!
    出典:ユニフレーム
    ▲ツルツルのステンレスだとすぐに痛んで見栄えを損ないますが、これなら大丈夫!
  • 収納時はわずか2.5cm厚と非常にコンパクト!
    出典:ユニフレーム
    ▲実際改めて手に取ってみると本当にめちゃくちゃ薄いです(笑)
  • ソロでも多人数でも使える丁度いいサイズ!
    出典:ユニフレーム
    ▲いろんなキャンパーが口を揃えて「絶妙なサイズ!」と語るちょうどよさ。
  • ヘヴィーな使用にも耐えるタフさ!
    出典:ユニフレーム
    ▲φ19mmのステンレス製でガッシリと支え、分散耐荷重は50kgと非常に丈夫です。

という具合に数々の魅力がある製品です。

 

先輩キャンパーからそこまで絶賛されているのであれば私も買わないわけにはいかないと、購入してみました。

 

 

ただ、単に人気アイテムを人と同じように購入して使うってんじゃつまらない

というわけで今回は、キャンプギアで初、自分で改造というものに取り組みました。

 

この記事を書くにあたって調べ物をして初めて知ったのですが、この焚き火テーブルは結構改造しているキャンパーさんが多いようです。

ただ、ローダウンとか金具を付けるとかいう改造ばかりで、見た目を変えるというのはありませんでした。

近未来風、モダンでサイバー空間的なサイトを目指す私にとっては、そういった実用性というよりは何か奇抜なデザインを求めたいところ。

 

というわけで、今回はタイトルで既にネタバレ全開ですが、光らせることにしました。

 

光らせるといってもLEDやらを使った発光ではなく、蓄光顔料を使います

まずは、マスキングテープで天然木の部分以外をしっかりと保護していきましょう。

 

Uniflame bonfire table emission01

▲ステンレスと天然木の境目を丁寧に。非常に大事な工程です。

 

とか言いながら、塗装の上級者からしたら「何だそのいい加減なやり方は…」と言われかねない、最初に梱包されてきたときのビニール袋を有効活用していくというムチャクチャな保護(笑)

ビニール袋で胴体を包んで、両側だけマスキングテープで抑える感じで保護しました。適当。

Uniflame bonfire table emission02

▲こんな感じ。超適当に見えるけれども境界面は本当に神経質になりましたよ(笑)

 

で、まずは白のスプレーで下塗りしていきます。

この白い下塗りが重要で、蓄光塗料の下地が白色ではない場合、例えば銀色では約10~20%、青・緑・赤などでは30~40%、黒色では50%程度減光してしまうようです。

 

下塗りをして、乾かしている間に蓄光顔料を作ります。

 

Uniflame bonfire table emission03

▲奥のややボケている物体が、白の下地を塗った焚き火テーブルです。

 

蓄光顔料のルミノーバを、120メッシュのフィルターを通しながら、油性(ルミノーバは加水分解するため必ず油性で)のワニスと混合して蓄光顔料を作ります。

120メッシュといえば125 μmの目開きで、このルミノーバの粒径が約80 μm(説明書より)とのこと。

というと問題ないように聞こえますが、理系人の性としてこういう粉物につきものの粒度分布という余計な知識のお陰で非常に不安でした。

ざっくり言うと、たとえ平均の粒径が80 μmといってもあくまでそれは平均の話で、人間の器と一緒でデカいやつもあれは小さいやつもあり、今回のルミノーバもある一定の割合のデカい粒子は125 μm以上に達していて、全部が全部フィルターを通過しない可能性があるのでは…!?と恐れていましたがそれは杞憂に終わり、無事に全量がフィルターを通過してくれました。実際ダメだったらどうするつもりだったのだろうか

 

さて、これだけ光らせるだけでは飽き足らず…

 

Uniflame bonfire table emission04

▲SOTOのスライドガストーチについても、持ち手の窪みをこの塗料で埋めてやることにしてみました(笑)

まぁ、こいつは言ってみれば蓄光塗料を塗る練習も兼ねています

 

とりあえずそうして作った蓄光塗料を適当に塗りたくり、辺りが暗くなってきました。

すると…

 

 

おおおおおおおお!!!

美しい!!!カッコいい!!!

 

Uniflame bonfire table emission05

▲乾燥中の焚き火テーブルとスライドガストーチのツーショット。

 

ただよーく見ると、まだまだ塗りムラが結構あったり…

 

Uniflame bonfire table emission06

▲焚き火テーブルをアップで。もうちょいしっかり塗りたいところ。

 

Uniflame bonfire table emission07

こいつは多めに塗ったつもりだし、もういいや(笑)

スライドガストーチについては、この後透明のラッカースプレーを数回吹きかけて上塗りしたのち、マスキングテープを剥がして無事完成となりましたとさ。

 

さらにさらに…

 

Uniflame bonfire table emission08

 

無印良品の工具箱(キャンプ用道具入れとして使用中)までもマスキングしおったぞ…!?

そう、焚き火テーブルの塗りムラ改善には、ヤスリで蓄光顔料の層を削る工程が必要じゃないかと素人なりに考えたわけですが、いきなり焚き火テーブルでチャレンジするのは怖かったため、最悪ミスっても家用に転用して人目に晒さずにお留守番してもらえるこいつを使って練習することにしたわけです。

 

Uniflame bonfire table emission09

▲いきなりこれで試すのは怖いでしょう。

 

ってワケでババーッと塗ってみた。

Uniflame bonfire table emission10

 

で、いざ手持ちの紙ヤスリで削りにかかったところ…!?

 

紙ヤスリがけしたところが、黒く染まってるううううううう/(^o^)\

 

そう、紙ヤスリの黒色が蓄光顔料側にうつってしまったわけです。

急いでホームセンターに向かい、ダイヤモンド精密ヤスリを購入しました。

この辺りが本当に素人丸出しですね(笑)

 

Uniflame bonfire table emission11

▲改めて面を平滑に整えていきます。

 

で、こうなりました。

 

Uniflame bonfire table emission12

▲パーフェクトではないですが、塗りムラはだいぶ解消されました

 

で、こんな感じで練習した成果を焚き火テーブルにも遺憾なく発揮して、出来上がった品がこちらです、ジャジャン!

 

Uniflame bonfire table emission13

 

この写真じゃ伝わらないですが、かなりいい感じですよ実際

 

ところで裏事情を話すと、上記写真は2018年9月30日の18時半頃撮影しました。ゆえに、“伝わる”写真をじっくり構図から考えて撮る暇がなかったのです。もっとも、時間が潤沢にあっても私の実力ではダメかもしれませんが

「で?」って感じかもしれませんが、この時実は、中心気圧950 hPaで非常に強い台風24号「チャーミー」が、私が住む上越市に接近してきている最中だったのです。

 

Uniflame bonfire table emission14

▲帰宅直後に取得した台風情報。強風域は上越市のすぐ手前。

 

実際には撮影している段階では上越はほぼ無風で、「本当に台風なんて来ているの!?」って感じでしたが、同日はJR東日本が20時以降、首都圏のすべての在来線を終日運休すると発表するなど世間が台風でてんやわんやしている中、夜の公園でキャンプギアを並べ始めて、それを三脚立てて一眼で撮影するとか、正気の沙汰とは思えません。恥ずかしいですね。

 

何はともあれ、しばらく部屋の中にシンナー臭を残すという負の遺産を残しつつも、無事に完成しました、記念すべき初の改造ギア。

いろんなドラマがありましたが、早く実戦投入したいところです。

また、実際に使ったらレビューします。

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